9月9日激動の1日⑤おかえり!!
空は、遠くに雨雲が見える。
でも、会場の真上の空には太陽が見えた。

上空には新聞社のヘリコプターが2機飛んでいた。


バンドメンバーが登場し歓声が広がっていく。


そして、遂に遂に



コブクロ登場。



弾丸のように走ってステージに飛び出してきたコビィ。
ゆっくり歩いてくる黒ちゃん。


5万人の大歓声が空に響き渡る。
あんなに大きな歓声、初めて聞いた。


今回のセットリストは12曲。


潮騒ドライブ
未来への帰り道
コイン
手紙
流星
To calling of love
Summer rain
神風
memory

YELL
ココロの羽




「轍」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
そんな時は 僕のところへおいで 歌を唄ってあげよ
涙かれた その後にだけ見える光 明日を照らす
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

うんうん。だから来たよ。



ふたりの第一声は、もちろん

「ただいまー!!」

5万人の「おかえり―!!」

やっと言えた。



「潮騒ドライブ」

ひと月ぶりに快晴の日曜日
って歌詞を

一年ぶりに快晴の日曜日
と歌った。らしい…
聴き損ねた~(泣)

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
久しぶりに手をつなぎ 風に吹かれまたひとつ
大切な季節の中に想い出刻み込む
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

風が吹いていたね。
心地よかったね。



「未来への帰り道」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
どこかで途切れたアルバムの白いページに
いつかまた同じ場所で寄り添う 僕たちの思い出が並ぶように
足早に変わってゆく時に 流されずに 何が大切なのか
心が気付いているなら また出会えるから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

そうだね。だから、また出会えたよ。




「コイン」

コインは予想外だった。
FAN'S MADE BESTにも入っていない。
アルバム「5296」の中の一曲。 ライブで披露されたのも2008年の5296ツアーでのみ。

なぜコインを選曲したのか、歌詞を読み返してわかった。


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
背中で聴いてたその声も 今は繋がれた受話器の中
また寂しさに負けそうさ 月が滲んでる
中略
もう 切符も買ってるんだ 始発で行くよ
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
CD聴いて待っていたよ。
始発じゃないけど、ライブの発表と同時に航空券予約したよ。




「手紙」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
真っ直ぐな想いはやがて届くから自分を曲げないで。
いつの日か一人また一人と君の心を受け取ってくれる。
君の描いた未来図に色が一つ増える度に 君の笑顔が華やかに誰かを勇気づけていくよ。
中略
どんな季節も意味の無い風は吹かないはずだから
強く儚く咲く花のように今を受け止めて。
弱い自分に負けないで。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

コビィ「友達に向けて書いた歌だけど、今日は自分に歌う」って言ってたね。

休んでいる間、苦しいや辛いよりも、何よりも、怖かっただろうね。


失敗する姿を見せる覚悟で再び歌い始めたコビィ。 ファンを信じてくれているからこその信念だよね。


大丈夫だよ。
あなたはロボットじゃない。心を持ったひとりの人間だよ。




「To calling of love」

この曲こそ、コブクロの真骨頂だろう。数年に1曲しか作詞作曲しない黒ちゃんだけど、出来上がった曲はすごい光を放つ。
今回も鳥肌が立った。



「YELL」
デビュー曲。
復帰後、初のテレビ出演で歌った曲。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道を行くんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
想い描く夢のもよう いつの日にか その目に映せ
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「この曲を書いた時、不安だったんだろう」と言っていた。

きっと、今も。

それでも帰ってきてくれてありがとう。




最後は、

「ココロの羽」


イントロと同時に、隣同士の人と手を繋いだ。

最初から最後までコブクロとお客さんみんなで歌った。

すぐに息切れする私は所々でしか歌えなかったけど、ずっと心で歌っていた。
繋いだ手の温もりが、歌えないことを忘れさせてくれた。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
どんなに 遠く離れても 変わらないもの どうか君の中に
それが いつの日かココロの羽に変わって 飛び交えるように

こんなに 会いたい 今すぐ会いにゆこう
それは 君が一番好きだから 誰より君が好きだから
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


「今日は泣かないって決めてきた」と言ってたコビィ。

それでも泣いていたね。
みんなも泣いていたね。
両手を繋いでいたから、溢れ落ちる涙を拭わずに歌い続けたね。







最後まで、雨は降らなかった。
雨対策、無駄になってよかった。
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【2012/09/17 18:32 】 | コブクロ紀行2012 | コメント(0) |
9月9日激動の1日④奇跡の再会&更なる奇跡
会場に着いてから全国各地から集結した何人もの友達と会う約束をしていた。
でも、メールが送れない。電話は圏外。
数万人が一斉に携帯を使ったから電波がパンクしたのだ。

連絡が取れず、どこにいるのかも分からず会えずじまい。

5万人もいたら仕方ないか…


そう思いつつトイレへ。
優先トイレにも長蛇の列。
だけど、並んでいる人はすぐに先頭を譲ってくれた。
そして、トイレのドアが開き人が出てきた。

なんと、その人が、会いたかった人のひとりBちゃん。

顔を見た途端、お互い叫んじゃった。

「うっそー――ん!!!!」



私達はもう少し後からトイレに行くつもりだったが、観賞エリアが混む前に行こう。と予定を早めた。

Bちゃんは、私の前に来た車椅子の方に順番を譲っていた。

少しでもタイミングがずれたら会えなかった。


感動の再会をした後、観賞エリアに戻った。

すると、 エコバックと膝掛けでリザーブした場所の前に女性が座っていた。


うん、仕方ないね。

膝掛けを引き上げようとしたら、その女性が気付き、「自分は後から来たから。」と言って最前列を譲ってくれた。

何度もお礼を言って最前列に入らせてもらった。


両隣の方々が少しずつ詰めてくれたので、KちゃんとYちゃんも最前列に来ることが出来た。



約1年前、大阪で私達は離ればなれでライブを観た。
私はスタンドの車椅子スペースで。
KちゃんとYちゃんはアリーナ4列目で。

3人で話し合って出した結論だった。

幸運を手離さなければならない悔しさ。かと言って友達の幸運まで奪うことなど考えられなかった。

友達は自分達だけ幸運の恩恵を受ける申し訳なさでいっぱいだっただろう。

3人共、悩み苦しんだライブだった。


だから、今回は「どこであろうと3人一緒に」と約束していた。


でも、まさか「3人一緒に最前列」だとは考えもしなかった。


2人は自分のことより私が最前列に入れた事を心から喜んでくれた。
Kちゃんは、コブクロの為に取っておいた涙を一足先に流してくれた。



一年前、お互いがお互いを想い苦しんだ涙が、

一年後、お互いがお互いを想う嬉し涙になっていた。

いつもスタンドの車椅子席から見ていた最前列の柵。
「いつかあれに触れてみたい。でも、それは叶わぬ夢だ。。。」


今、目の前に、夢見ることさえなかったその柵がある。
視界の先にはステージがあるのみ。


幸運の女神様、奇跡をありがとう。





開演は15時ちょうど。

14時53分、スピーカーから、新曲「交響曲第5296番」が流れ出した。
この曲はコブクロの曲を繋ぎ合わせた交響曲で、時間は7分。


と言うことは、この曲の終了と共にライブが始まる!!

それまで座っていたお客さんが一斉に立ち上がった。

私達のいる場所からステージ脇のテントがすぐ近くに見えた。

このテントの中に、既にコブクロはスタンバイしている。

時々テントに人影が見える。

いる!
いる!


それだけで大興奮。

ライブ開始直前、コブクロ・バンドメンバー・スタッフで円陣を組むのが恒例。

交響曲第5296番が鳴り響く中、テントの奥から、「おーっ!!」と言う掛け声が響いた。



ぎぃゃーー!!!!
周囲は大歓声に包まれた。

そして、15時ちょうど。

ライブが始まった。
【2012/09/17 14:16 】 | コブクロ紀行2012 | コメント(0) |
9月9日激動の1日 ③まさかの大逆転
食事中に、既に会場へ向かっている友達から「モノレールが大混雑している!」とメールが入った。
早々と食事を終えて、私達もモノレールへ向かう。
伊丹空港から万博記念公園まではモノレール1本で行ける。

伊丹空港は始発。モノレールはガラガラだった。
一駅ごとに少しずつライブTシャツやコブクロ関連のグッズを持った人が増えてきたが、それでも大混雑ではない。

ところが、私鉄JRとの連絡駅、千里中央に着いた途端異変に気付いた。
ホームに人が溢れている。
扉が開くと同時に人が流れ込んできてあっという間にぎゅうぎゅう詰め。
どこもかしこもライブTシャツ。

混雑している電車は苦手だけど、この人達全員ライブに行くと思うと苦ではなくなり、少しずつテンションが上がっていった。

万博記念公園駅に着いたら、駅から公園入り口まで絶え間なく人が歩いていた。

この時から、幸運の女神が味方をしてくれていた。(ことに後から気付いた)



駅の到着時間、11時30分

既に開場していた。

予定より1時間以上早く開場したので、第一陣が入った後に着いた。

開場前に到着していた友達は大変な混雑の中、何十分も行列に並んだらしい。
行列はあるが流れはスムーズで、立ち止まる事なく公園内に入れた。

会場である東の広場に到着し、行列があったので並ぼうとしたら、
スタッフが「車椅子の方はこちらからどうぞ」、と最短ルートに案内してくれた。

みんなは入場ゲートに到着するまで45分も並んでいた事を後から知った。

入場ゲートで、EMTGカードを渡す。
スタッフはカードの顔写真と本人を見比べ、バーコード認証でブロックを確認。
入場を許可された人は、ブロックごとに色分けされた腕輪を手首に巻いた。

Bブロックはブルー。
moblog_094f09a2.jpg


スタッフに案内してもらう。
車椅子席は、Bブロック後方(Bー8・9)の脇だった。


そこで、ダメ元でBー1に入れないか聞いてみた。

スタッフの答えは
「大丈夫ですよ。せっかくBー1ならそっちの方がいいですよね。」



えっ!?えっ!?
いいの?



どんどん前に案内される。

えっ!?えっ!?



そして、遂にステージ目の前の最前ブロックのゲートに到着。


えっ!?えっ!?
入っていいの!?


まだ空きが目立ち、ステージサイドの花道付近であれば、2列目が空いていた。
近くに車椅子の方が最前列でいらしたので、その方の後ろであればステージが見える。

「ここで観ます!!」


ス、ス、ステージが近い!!近すぎる!!


2列目でも充分だね♪
KちゃんYちゃんと手を取り合って喜んだ。

つい2時間前まで悔し泣きしていたのが、嘘のよう。

機内で散々な目に遭ったKちゃんは、「何だったんだあれは!」と文句言いつつも、「aya良かったね~」と大喜びしてくれた。


いつも用意のいいYちゃんが凍らせたスポーツドリンクを持ってきてくれていた。
それを貰い、少し涼んだ後、トイレに行くことにした。


トイレに行く前に、ひとつだけ気になることが…

目の前の最前列に鞄がひとつ置いてあり、その横がひとり分スペースが空いていた。




もし、ここに入れるなら…
3人同時に同じことを考え、そのスペースにエコバックと膝掛けを置いて、トイレに出掛けた。
【2012/09/17 14:09 】 | コブクロ紀行2012 | コメント(0) |
9月9日激動の1日 ②上空での戦慄
座席のことは考えないようにしてライブ当日を迎えた。

羽田空港でKちゃんと待ち合わせして一緒に大阪へ。
伊丹空港でYちゃんと合流し、軽く食事をした後、会場に向かう計画。



9時30分、定刻通りJAL130便離陸。

機内で私とKちゃんは楽しく談笑していた。
何きっかけかは忘れたが、Kちゃんがファンサイトから印刷してきた万博記念公園の地図を見せてくれた。
他にも数枚重なっており、2枚目を見た瞬間。



えっ…

視線はある一点に集中して完全に固まる。

えっ!?

えっ!?!?

えーーっ!!!!!!!!!!!


「ね、ねぇ、Kちゃん…、Bー1って…最前ブロックな……の?」


「そうだよ。えっ!?aya知らなかったの!?!!!」


何と、最前ブロックの右半分がAで、左半分がBだった。
moblog_0474c954.gif






「うん…」


「てっきり知ってるもんだと思ってたよ!!」


最前ブロックだけど、ブロック内は先着順。今からじゃ最前列なんて無理。


「………ヤダー!何でよ!!」

涙が後から後から溢れてくる。


「aya、悔しい気持ちはよーく分かるよ。私も一緒に悔しさ分けあうから、ねっ?」


無言&涙ポロポロポロポロ

「ねっ、aya笑って。」


無言&涙ポロポロポロポロ


「見せなきゃ良かったね。」


無言&涙ポロポロポロポロ


飛行機の窓から景色を見るのが大好き。しかもこの時は晴天。地上がよーく見える。

なのに、私は窓に顔を押し付け、景色を見るでもなくただただ泣くだけ。


全ての事に意味があるのなら、今回のことからは何を学べって言うの?

自分の意思とは関係ない大きな力(病気)で、諦めなきゃいけないこと?
我慢しなきゃいけないこと?


嫌と言う程味わってきたよ。
それでもまだ足りないっていうの!?


自問自答を繰り返すが、答えは出ない。




和気あいあいとした雰囲気は一瞬にして凍り付き、お互い無言の時間が続いた。

私は、落ち込む姿を見せるのが嫌で、ショックを受けても人前では気丈に振る舞い、ひとりきりになった時に落ち込む。


だけど、今回はあまりの衝撃にすぐには気丈になれなかった。

隣にいたのが私の悔しさを何度も間近で見ているKちゃんだから、この人の前なら…と、心の自主規制が緩んだのかもしれない。

それにしても、
励ましの言葉にも一切応えず泣き続ける私の隣に居るのは辛かったよね。
泣きたい気持ちも悔しい気持ちも一緒だったのにね。

ごめんねKちゃん。


後から聞いた話では、この時Kちゃんは、
地の底まで落ち込んでるこの子をこの先2日間どうやって支えていけばいいのか頭を抱えていたらしい。


シートベルト着用サインが点灯し、着陸まで10分切った頃、ようやく少し落ち着き、涙も収まった。


「空港着いたらYちゃんいるんだから、それまでに気持ち立て直すんだよ。」
とのKちゃんの言葉にようやく頷けた。



着陸し、車椅子と荷物を受け取り移動中、Kちゃんが

「去年大阪来たの何月だったっけ?」

………


「えっ!?今それ言う?!せっかく気持ち落ち着けたのに。」
(例の4列目事件)


「へっ?……あっ!!ごめん」


「無神経!!」


「なにぃ―」


Kちゃんのあまりの大雑把ぶりが笑えてきてしまい、この「無神経発言」がきっかけで、いつもの自分に戻れた。



今は、今しかない。落ち込むのは後でいい。
今は待ちに待ったコブクロライブを楽しもう。


Kちゃんは、伊丹空港で合流したYちゃんに、針のむしろだった45分間を切々と語っていた。

私も会話に交じり、最後は3人で爆笑。


KちゃんとYちゃん、ふたりが笑い話にしてくれたおかげでふっきれたよ。ありがとう。



この後、本当に笑い話になるとは夢にも思わず、3人で軽食を摂った。



【2012/09/17 13:57 】 | コブクロ紀行2012 | コメント(0) |
9月9日激動の1日 ①プロローグ
今回のコブクロライブ FAN'S MADE LIVE

ファンクラブ限定販売のアルバム「FAN'S MADE BEST」購入者限定の一次先行に応募し、当選していた。


フリーライブだけど、ブロック指定制。
そして、
一次先行の内10000名はステージ前方ブロックに優先当選する。

今回はEMTGカードでの入場なのでチケットが発券されない。
自分のブロックが分かるのは、9月7日、ライブの2日前。
EMTGサイトの個人ページに発表される。

7月30日に一次先行の当選を知ったが、その後もどこのブロックが当選しているのかは気にならなかった。

その理由はこの気持ち。

「だって、ブロック指定だろうが、指定席だろうが、(数分しか立っていられないから)最前列しか指定席では観れないもん。でも、そんな奇跡みたいなことことある訳ないやろ。」

特に今回は5万人。

ある訳ない。
ないない。





昨年のツアーで大阪城ホール前から4列目を当てたけど、泣く泣くスタンドの車椅子エリアへ行った時の悔しさがまだ消化出来ていない。

詳しくはこちら↓
一年前の大阪城ホールアリーナ4列目事件


あんな思いはもう二度としたくない。

みんなが一番ワクワクするはずの座席が分かる瞬間が、私は一番怖い。




9月7日、ブロックが発表され、確認する時も怖かった。

ブロックはBー1



あぁ、Bね。
Aの後ろだね。
はぁ、結構ステージに近いんだろうなぁ。
でも、車椅子エリア決定だね。




ステージからどの位の距離なのか確認して落ち込むのが嫌で(知ってもそこには行けないから。)ブロック配置表は見なかった。

ちなみに、車椅子エリアは当日会場に着くまで分からない。



そして、そのまま9月9日、激動の1日を迎えることになった。
【2012/09/17 13:38 】 | コブクロ紀行2012 | コメント(0) |
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