コブクロ紀行名古屋車椅子改造編
長時間車椅子に乗り続けると体のあちこちが痛くなる。

色々考えられる原因はあるけれど、最有力候補は

背もたれの低さ。


新しい車椅子を作ってはいるが、前途多難でまだまだ時間がかかりそう。

新しい車椅子が出来るまでの辛抱だから、と待ち続けてもうすぐ1年。


1年前より体幹保持機能は衰えている。


辛い。
待つしか出来ないのか?


工夫出来ないかな~

そうだ、自分で作っちゃえばいいじゃん。


早速、100均で材料を買い揃えて実験開始。

購入した材料はこちら
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突っ張り棒に、食器棚に敷くクッションシートを巻き付けて当たりを柔らかくする。
それを車椅子のクッションの両脇に差し込み、紐で車椅子本体に固定。
背もたれ部分はバスタオルをクッションシートでぐるぐる巻きにしたものを使用。
デニム生地で袋を作り被せる。
バスタオルが落ちてこないように、下部はマジックテープで閉じる。



実際に使用してみると、まだ当たって痛い箇所やたるみがあったので、当たる部分に台所用スポンジを充てて、背もたれの外側にはプラスチックのまな板を3枚重ねて補強した。


出発前夜にようやく完成した。

こちらがその背もたれ。
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おへその辺りまでしかなかった背もたれが30cmほど延長された。
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背中を預けられるようになり、首も楽になった。
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全身の力も緩んだので、足の痛みも減った。


これで長時間移動もだいぶ楽になるだろう。


実際、この即席背もたれのおかげで名古屋遠征は疲労困憊せずに済んだ。
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【2011/08/28 20:40 】 | コブクロ紀行2011 | コメント(0) | トラックバック(0) |
車椅子ユーザーが飛行機に乗る方法
「車椅子ではどうやって飛行機に乗るの?」
と、友達に聞かれることがあります。

私も自分が車椅子を使うようになるまで知らなかったし、どこに何を連絡しておけばいいのかも分かりませんでした。



私はJALを利用する事が多いので、この先の情報はJALのものですが、ANAでもほぼ同様の対応です。



チケットの購入は一般と同じです。
私はネットで予約・購入します。
スーパー先得や先得割引も使えます。

チケットを購入したら、プライオリティゲストセンターに電話をします。
プライオリティゲストサポート

オペレーターが質問をしてくれるので、

搭乗日・便名・氏名
車椅子の種類
バッテリーの種類
車椅子を事前に預けて空港の車椅子に乗るか、搭乗口まで自分の車椅子で行くか
どの程度歩けるか、階段は登れるか、などの身体情報
どんなサポートが必要か

を答えます。

私の場合は
簡易電動車椅子
ドライバッテリー
車椅子は手荷物と一緒に事前に預ける。(バッテリーを取り外して格納庫に入れる必要があるため、先に預けて欲しいと頼まれた)
平坦な道なら多少は歩ける、階段は出来るだけ避けたい。
関節が緩い為、振動や揺れに弱い。
体幹を安定させるために窓際の席がいい。
ブランケット3枚と枕5個用意して欲しい。
急に薬の内服が必要になった時は、水が欲しい。



因みに、JALの場合、「プライオリティゲストカード」に登録すると、チケット購入と同時に上記の情報が登録されるため、いちいち電話連絡をする手間が省けるし、伝え忘れもなくなります。
(カードに記載してある会員番号でログインした上での購入が前提です。)
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プライオリティゲストカードの説明・入会方法



空港には、手続きに時間がかかるため搭乗の1時間前までに到着します。
一般のカウンターとは別に、サポートが必要な人専用のカウンターがあります。(全ての空港にある訳ではないようですが)
羽田では、「スマイルサポートカウンター」です。
搭乗手続きの案内

プライオリティゲストカードと支払いに使用したクレジットカード、障害者割引で購入した場合は障害者手帳
を提示します。

荷物と車椅子を預けます。

車椅子は、本体・クッション・バッテリーの3つに分けます。
本体は折りたたみ、コントローラー部分を衝撃吸収シート(プチプチ)でぐるぐる巻きにします。
バッテリーはプチプチで厳重に包んだ上に紙袋に入れて危険物シールを貼ります。

私は空港が用意した車椅子に乗り移ります。
ここからは手動になるので、同行者に押してもらいます。
一人の時はスタッフが押してくれます。

保安検査では優先レーンはありますが、検査内容は一般と全く同じです。
金属探知機を通る際、車椅子の金属に反応してキンコン鳴ってしまうので、女性検査員が触ってボディチェックをします。
頭・首・両腕・胴体・両足・手の先・靴のつま先まで全部触って確かめます。
仕方ないけど、これだけは犯罪者みたいでイヤ。


でも、今回帰りの伊丹空港では、金属探知機を通るだけでボディチェックを受けませんでした。

何故か?

「竹製の車椅子」に乗ったからです。
置いてあるのを見つけて「あれに乗りたい!」とリクエストしました。
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金属を一切使っていないので、金属探知機に反応しません。

大分・羽田・伊丹の3空港にあるそうです。

元プロ野球選手(阪神タイガース)の赤星憲広さんが寄贈して下さったものです。
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空港用竹製車椅子について

赤星さんの車椅子の寄贈活動「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」


デザインが可愛いし、質感が柔らかく、「車椅子=機械」という感じがしませんでした。
押してもとっても軽いそうです。




機内への案内は一般乗客の搭乗5分前です。
搭乗ゲートから先は、同行者がいても案内スタッフが押します。(急な坂が2箇所ある為)
空港の車椅子は車輪を外してキャスターのみで座席まで行く事もできますが、私は入り口で降りて歩きます。
手荷物はCAさんが持ってくれます。着席するとすぐにブランケットと枕を渡してもらえます。
体が安定するようにブランケットと枕を配置します。

飛行機に乗り始めた頃は、体の安定方法が試行錯誤だったのでかなり痛みや疲れが出ましたが、今はどこをどう固定すれば安定するのか分かっているので、疲労困憊することなく過ごせます。


着陸後は一番最後に退出します。
出口に空港の車椅子が用意されています。

自分の車椅子とは荷物受け取り場でご対面です。
空港スタッフがセッティングしてくれます。

自分の車椅子に戻って完了。




時間と手間は人一倍かかるけど、空港スタッフさん達とのコミュニケーションが私は好きだから苦痛はないです。





車椅子でも飛行機に乗れます。

車椅子や病気のせいで諦めなきゃいけないこともたくさんあるけど、
諦めないで大丈夫なこともあります。
【2011/07/24 15:42 】 | コブクロ紀行2011 | コメント(0) | トラックバック(0) |
大阪城ホール
自宅のベッドで休みながら携帯で書いてます。


7月21日 18:20
コブクロライブ開始10分前からのことを綴ります。


車椅子席に着くまで同行してくれたYちゃんとKちゃん、会場で会うことを約束していてエレベーター前でずっと待ち構えてくれていたmちゃんと別れてひとりになった。


別れるまで涙は見せず、笑顔でいられた。


アリーナ前方。やっぱり数えてしまう。







4列目…


うわー!
もう目の前がステージ。
YちゃんとKちゃんを発見。手を振ってくれてる。

手を振り返す。

2人の隣。ひとつだけ空いている座席。




私の席…


そう思った途端、涙が溢れた。
もう止まらない。


会場の照明が消えて、暗転の中、バンドメンバー・コブクロが登場。

割れるような大歓声。
アリーナはオールスタンディング。

柔らかな照明の下、ギターの音色とコビィ・黒ちゃんの歌声が響き渡る。


1曲目
2曲目
3曲目
と聴いていく中で、悔し涙に別の涙が合流してきた。


ここは、大阪城ホールだ。
ずっと楽しみにしていた場所だ。
決して楽な道のりではなかった。
でも、私は今ここに居る。来ることが出来た。

嬉しい。

MCでその思いは更に強くなった。

今回のツアーで、大阪は6公演。1公演の観客数は9500人。
6公演で、約6万人。
6万人分のチケットに対して、応募総数は16万人。
「来てくれてありがとう。」
嬉しそうに話すコビィを見ていたら、来れたことへの嬉し涙に変わっていった。


それからは悔し涙は引っ込んでくれた。


再び悔し涙が登場したのはライブ終盤。

銀テープが勢い良く発射され宙を舞う。
降り注ぐメッセージ銀テープを掴む観客。

私も自分の手で掴みたかったな。

銀テープを拾う観客の中にYちゃんとKちゃんを発見。
アリーナ前方は前過ぎてあまり銀テープが落ちてきていない。
それでも一生懸命手を伸ばしていた。

「銀テープ取ってきてね。」
私が頼んだお願いを懸命に叶えようとしてくれていた。
2人の手に光る銀テープを見た時、悔し涙は帰っていった。


そして、アンコール直前。
前屈みになり足をさする私の肩に手が触れた。
振り返ると、そこにはYちゃんとKちゃんの姿。

「最後は一緒に観よう」

2人でそう決めて来てくれた。


係員が駆けつけてきて、警備の都合で2人は後方の通路まで下がらなければならなかったけど、
YちゃんとKちゃんの気持ちが嬉しかった。


4列目で観るより大事なものを貰った。



貰えたものはそれだけじゃなかった。
偶然が味方してくれた。


車椅子席は先着順に縦に並んでいく。
遅いほどステージから離れるから、いつもは開場時間前には指定場所に並び待つ。

大阪でもそのつもりだったが、ホテルから会場までの道のりが曖昧で右往左往した結果、開場してから30分以上経って到着した。 ツアートラックの前で写真を撮ったり、トイレを済ませたりしたことで入場は更に遅れた。

コブクロの車椅子席は、前方の席の観客が立ち上がっても視界が遮られないように配慮してある。
大阪城ホールでは、関係者席の上の通路が車椅子席だった。
関係者席の観客は座って観ることが多く、視界を遮られることはあまりない。
たとえ立ち上がってもステージが全く見えなくなることがないように設定してある。

私が案内された場所は2ブロックある関係者席の通路の真上。
つまり、私の前には客席が無い為、ステージ全景が見渡せた。

更に、ステージから繋がっている花道の先端が私の直線上だった。

花道の先端にコブクロが来ると、正面から肉眼ではっきりと表情が読み取れる距離。


ひとり分早く到着していても、ひとり分遅く到着していても、この場所には案内されなかった。

偶然。




ライブ終了後、mちゃんと会う約束をしていた。当初はmちゃんが車椅子用の出入口まで来てくれる約束だったが、私達の方が早く退場出来た為、正面で待ち合わせすることにした。

mちゃんを待っている間にファンサイト会員が携帯から出来るくじ引きのバーコードリーダーを読み取ることにした。

見渡す限り、バーコードが見つからない。
どうやら、階段の上にしか設置していないよう。
私は登れないから携帯を託して階段の下で留守番。
待っている間にmちゃんと旦那さまに会えた。
旦那さまとは初対面だったけど、ずっと前から知り合いだったかのようにすぐに打ち解けられた。


ふたりが中々戻ってこない。
やっと戻ってきたふたりはサプライズを連れてきてくれた。
階段の上からYちゃんの声。

「ayaちゃ~ん、Iさんだよ!」

ツアー機材をトラックで全国に運ぶ仕事をされているスタッフIさん。
仕事でも人柄でもコブクロから絶大の信頼を得ており、コブクロツアークルーのボス的存在の方。


ファンにも優しくて快く写真撮影に応じてくれる。

2年前の大阪城ホールで初めて一緒に写真を撮って貰った。

去年のスタジアムライブでは、東京と宮崎で会えた。
東京ではIさんから声をかけてくれて、宮崎では帰り際に「気をつけて帰ってね。」と見送ってくれた。
Iさんの優しい笑顔とぷっくりお腹が大好き。

今回のツアーでは、まだ会えずにいた。
常に場外にいるスタッフさんではないから、会えなくても仕方ないって思っていた。

バーコードを探しに階段の上へ行った時にIさんを見つけたふたりが、私が階段の下にいることを伝えると、わざわざ降りてきてくれた。

「Iさ~ん、覚えていてくれたの!?」

「もちろんだよ♪」


目立つ姿(車椅子)とは言え、覚えていてくれたことが嬉しかった。

一緒に写真を撮ってもらった。


バーコードが階段の下にもあったら、Iさんを見つけられなかった。

これも偶然。




頑張ったから、プレゼントだと思ってもいいよね。






大好きなことにまで容赦なく我慢を強いる病気の無情さ。

否定、諦め、妥協、納得へ移行するまでの葛藤。


苦しかった。
でも、学ぶことや得ることがたくさんあった。


大切なことは何か。

少しだけ分かったような気がします。
【2011/07/23 17:40 】 | コブクロ紀行2011 | コメント(1) | トラックバック(0) |
ただいま
只今帰宅。

無事に完走できました。



自分ひとりの力ではこの結果は出せませんでした。


ずっと心で寄り添ってくれたKちゃんとYちゃん。

笑顔で待っていてくれたmちゃんとパパ。

協力して下さった全ての方々。

見守って下さった全ての方々。


ありがとうございました。




お留守番部隊のえおたんとつなちゃんと金ちゃん。
お留守番ありがとう。
鬼の居ぬ間に、甘甘のまんまからおやついっぱい貰ったかな?
「貰ってないよ」って嘘ついても、お腹のポンポコリン具合で分かっちゃうんだからね(笑)
【2011/07/22 21:24 】 | コブクロ紀行2011 | コメント(0) | トラックバック(0) |
お腹空いたね
最寄り駅に到着。

お世話になってる駅員さんにお土産をお裾分け。


気持ちは充電満タンだけど、
帆風(車椅子)はかなりヤバイ!!
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あと15分だけ頑張って!いつもそうだけど、昨日と今日は大活躍だったよ。
ありがとう。


お腹空いたね。
私のお腹も空いたよ。

帰ったらすぐにご飯(充電)食べようね。
【2011/07/22 21:05 】 | コブクロ紀行2011 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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